ボナパルト家の子育て

0歳・2歳のとしご子育て

『専業主婦』という仕事

会社員と専業主婦

先日、産後6ヶ月で会社に復帰する友達とお会いしました。

6ヶ月復帰する方って、けっこういらっしゃるようで、尊敬します。

 

そのとき、私はどうするのかと聞かれ、

在宅で、『主婦』のお仕事に響かないものがあればやりたいけど、

しばらくは専業主婦だとお話しました。

そして、掃除・洗濯・料理が大っ嫌いで一人暮らしのときは何かとお金で解決していた私が、

彼女に掃除や洗濯についての醍醐味を語りました(笑)。

そのとき

「かのちゃんは家事きらいだったけど、

 実は主婦に向いていたのかもね。

 私は仕事してないと駄目な人だから。」

と言われ、

ちょっとドキッとしました。

 

 

 

『専業主婦』を選んだ決意

先にもかいたように、私は掃除・洗濯・料理が大っ嫌いでして、

そういったことがお金で解決できるくらい自分で稼げばいい

と考えていました。

だから「主婦」特に「専業主婦」というのは、

もっとも尊敬し、もっとも自分に向いていないと思っていました。

もちろん旦那様は理解がある人で、結婚前に手料理を振る舞った事はもちろんありません(笑)。

出産まではクリーニングをフル活用し、お掃除サービスにもお世話になっておりました。

でもやっぱり、子どものことを考えると、毎日のたくさんのお洗濯やお掃除は大事です。(当たり前ですよね。。。)

さすがに住み込みのお手伝いさんを雇えるほどの金銭的余裕はありませんでしたので、

産後家事に奮闘しはじめました。

が、いい思い出ではありません。

毎日毎日、これを何十年もやっている人はどれだけ仏様の心をもっているんだろうと思いながら、

ある瞬間は修行だと言い聞かせ、

ある瞬間は子どものためだと言い聞かせ、

ある瞬間は私の天から与えられた任務だと言い聞かせ、

ある瞬間は理由付けが必要な性格を直すときだと思い無心になろうとしてみたり、

時には楽しい瞬間もありましたが、

やっぱり家事はきらいだとつくづく感じました。

誰もほめてくれないし、評価もしてくれない。

掃除しても、掃除してもゴミは出る。

洗濯しても洗濯しても、洗濯物はでる。

料理を作っても、作ってもまたおなかはすく。

外の世界とコミュニケーションをとることもなく、刺激もない。

 

 

でも、そんな日々の中で、こう考えるようになりました。

私は、

我がボナパルト家の稼ぎ頭である旦那様に頑張ってもらい、

そして新入社員でまだまだ手のかかる産まれたばかりのゆーちゃんを一流の社員に育て上げる会社の

社長なのだと。

 

よく考えてみますと、世の社長様達は寝る間もなく働き、

どうすれば会社が社会の役に立てるか、発展できるか考えていらっしゃいます。

独身時代、ドラマや映画の世界と違って、実際は泥臭い事をひたすらやり続けている方が多いのもたくさんみさせていただきました。

 

 

なので、私は、

我がボナパルト家がどうすれば社会の役に立てるのか、

発展できるのかを考える事にしました。

 

そうすると、稼ぎ頭の旦那様や将来有望なゆーちゃんは

当然きれいなところで快適に暮らすべきだし、

コツコツと包丁の音がして、美味しそうな匂いが漂ってきていただく料理を味わう幸せを感じてほしいし、

 

毎日顔を合わせて「今日の調子は?」「頑張っているね」「つらいね」「楽しいね」と声をかけ、客観的にみる事ができる人の存在が必要だと思いました。

収入を増やしたければ、単純に私が働くのではなくて、

旦那様の給料が上がるように私が働きかければいい。

私たち家族が、社会に対してできることは何かというのは、

その時々でかわっていくだろうけど、

毎回それを投げかけ、みんなで考え行動できる家族でありたい。

その指揮を執るのが私の役目。

 

出産前にフリーランスで働いていた私には、出産にあたり退職という選択肢しかありませんでした。

正直、産後3ヶ月くらいまでは、産後の仕事をどうするか悩んでいました。

産後4ヶ月のいま、もう絶対仕事をしないと決めた訳ではありませんが、

しばらくは専業主婦でいこうと思っています。

 

専業主婦のお仕事

わざわざ私が説明するまでもなく、掃除と洗濯と料理、そして子育てです。

世の中では、これに加えて旦那様のお仕事のサポートをしたり、お子様のお勉強や習い事に身を入れている方もたくさんいらっしゃると思います。

本当に素晴らしいですよね!

 

私が何より重視しているのは、「会話」です。

子どもも、主人も、やっぱり褒められ続けることでどんどん伸びます。

彼らの言動の些細なことに気づき、毎日褒め続ける事。

何かあったときに察知して、彼らの一番の理解者であること。

何気ない会話に出てくる物事の捉え方は、彼らの視野を広げます。

ちょっとした会話に詰まっている情報量や濃さは、学業や仕事を大きく左右します。

ひいては人生をより深いものにできます。

言葉使いや話し方は、身近な人のものが写ります。

 

家庭は、

彼らの仕事や学業を、より深く楽しんでやれるための基礎。

でもそれだけじゃなくって、

生きるってどういうことなのか考え、行動できる唯一の場所なんじゃないかと考えております。