タミヤ愛に学ぶ。リスペクトってどういうことだろう。
なんだか最近情緒不安定なボナパルトです。
「世界!ニッポン行きたい人応援団」というTV番組をみました。
今回は、
タミヤという日本のプラモデルの会社がとっても大好きな、
アルゼンチン在住のディエゴさんという中年男性が日本に来るというお話でして、
彼の「タミヤ」すべてに対する「想い」がとても素敵でした。
まず印象的だったのが、彼の表現力の豊かさ。
新橋のタミヤショップに入るときは、入り口の敷居の前に立ち、
「人類が月面着陸する瞬間のようだよ。」というとことからはじまり、
「エベレストの頂上に登った気分だ。」
「模型の世界都市だよ。」
言葉が豊かな人は、心も豊かなのかなぁ。
そして始終、優しくて変わらない笑顔。
本当に、顔に人柄が出るといいますけれど、本当にそうだなぁと彼をみていて実感しました。
番組のディレクターさんが、感想を綴ってくださっているものもありました。
お土産は、スーツケース2個分で、
何人いるかわからない社員のかた全員に行きわたるように小分けのキャンディーなどでした。
素敵だなぁと思ったのは、それを対面で一人一人にお渡しすることです。
食堂で会った方々に、お渡し、、
私の中でふと思った
みんなに渡るように部署ごとに振りまいてもらった方が効率よくない?とか、
対面で渡しても言葉通じなくて会話できないから意味なくない?いうAIチックな発想は、
なんだか一瞬で巨大な虚しさへ変わりました。
プラモデルのパーツの切り抜き後の枠はおろか、梱包材まで大切に持っていたディエゴさんをみていると、
私の無機質な性格はいつもに増してさらに寂しく感じます。
「パーツの枠は、ものすごく考えて作られているから」
「梱包材には、タミヤの空気が入っているから」
だそうです。
彼のような目線で世界を見ることができたら、とっても彩り豊かな世界に見えるのかなぁと思いました。
たぶん、タミヤ愛が強いだけではなくって、
彼の想いのある言動が自然にできる人柄なんだろうなぁと感じました。
そんな彼が愛しているタミヤの社員さんももちろん素敵な方ばかりで、
やっぱり会長の田宮さんは、
ちょっとTVを見ただけの私にも、ディエゴさんのいう「神様のような存在」というのをちょっとだけわかった気がしました。
会社訪問日に、オフィス前に日本とアルゼンチンの国旗が並べて飾ってあったのをはじめ、
ディエゴさんのお母様へのプレゼントを用意していたり、
しかもそのプレゼントが他社のものである寛容さだったり、
社員になりたかったというディエゴさんの想いを汲んだような、社員と同じようにプラモデル作りをしてレポートを出させるようにしたり、社員バッジをプレゼントしたり、
会長というおごりなんて全くないどころか、
相手の心を掴んでいるようなおもてなしで、本当に素敵な方だと感じました。
ディエゴさんのような方をみると、
うちの子もこうなってほしいとすごく思います。
(タミヤ愛をもてということではないですよ。)
そうするなら、最短はやはり、
私が少しでも彼のような愛に溢れた心の人に少しでも近づきたいなぁと思う限りです。